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コラム・対談 グローバルの流儀

Vol.8 日本企業が世界で成功するには「情報」が必要不可欠
ユーロモニターインターナショナル カントリーマネージャー(日本代表) 鈴木健太郎 氏


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データを駆使をして営業力からマーケティング力に転換

森辺: まずは、御社の事業内容について教えていただけますか?

鈴木: 私どもはグローバルなデータを扱う市場調査の会社でして、特に海外市場戦略に役立てていただけるようなデータや分析結果を提供しています。 28産業、4000製品カテゴリをカバーしており、世界80カ国に現地調査員を配置しています。

森辺: 日本のメーカーはあまりデータをしっかり分析して戦略を立てず、製品力と営業力でグローバル展開を突っ走るような印象がありますね。

鈴木: 日本のメーカーの強みは、何と言っても、製品やサービスの質の良さです。 とはいえ、新興国においてはそこまでのスペック、なおかつ価格が高いものが必要だとは限りません。 だからこそデータを駆使をして現地のニーズを的確につかみ、営業力からマーケティング力に転換するべきだと言えます。

グローバルな企業はマーケティングや戦略立案において、細かい数字などにこだわらず、 大局をつかんで素早いマーケティングアクションを起こしています。 このような動きを見ていると、日本企業には大局的に物事を見る視点やスピード感が不足していると感じますね。

日本市場と並行して海外市場にも目を向ける戦略を!

森辺: 御社は流通チャネルについてどのようにお考えですか?

鈴木: 商品によってどのチャネルが好まれるかを把握することは非常に重要ですよね。 また、同じ東南アジアを見ても国によってチャネル事情は大きく異なるため、国ごとに現地のニーズを捉えた戦略を立てることが重要になります。

グローバル企業は積極的な研究により、自社に最適な流通チャネルを開拓しています。 日本企業では、日本と海外で同じ製品を並行して展開するというケースはなかなか見られませんが、 今後はそういう発想にならなければ、新興国の市場でシェアを握っていくのは難しいのではないでしょうか。

森辺: 最後に、今後の事業展開についてお聞かせいただけますか?

鈴木: 今後は日本市場と海外市場を並行して展開する戦略のためのデータや調査の重要性を訴えていきたいと考えています。 また近々、学校・病院・オフィス・軍・刑務所などの新たなカテゴリーでのデータの提供を開始。 それ以降も、時代の流れに応じた市場データをグローバルに提供していく予定です。 日本の企業が海外で成功する一助になることができれば、本当に、それが我々の存在意義だと考えています。